沖縄には、朝と夕方の1時間半、バスとタクシー、二輪車しか通れないバスレーンがあります。
バスレーンの規制は、主に那覇市内が規制が多く、地元の人でもわからずに通ってしまい違反切符を切られてしまうこともあります。
「今日めちゃくちゃ空いてるじゃん♪」と思っていたら、警察官が隠れていて「おいでおいで」しているのは沖縄ではよくある光景(^^:)
今回は、地元の人もあまりわかっていないバスレーンについてご紹介していこうと思います。
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そもそもバスレーンってなに?
バスレーン規制は、公共交通機関の正常な運行を確保することにより、交通の安全と円滑を図ることにあります。
参照元:沖縄県警察HP
沖縄は、車がないとどこにも行けないので1人1台車を持っている人が多く、朝夕の通勤・帰宅時間はものすごく混みます。
渋滞しないときは30分でいける道も渋滞する時間帯だとその2倍。
特に雨の日になるとバイクだった人が車で通勤したり、普段は徒歩で歩いている高校生も親に送迎してもらったりと、晴れた日より大渋滞します。
そうなると、時間通りに走っているバスが正確に走れなくなってしまうので、解消するためにバス専用のバスレーンが誕生したのです。
バスレーンには2通りの規制がある
バスレーンには、
- バス専用レーン(バス、タクシー、二輪車のみ)
- バス専用道路(バス、タクシー、二輪車、許可車のみ)
の2種類あります。
バス専用レーン
58号線などの複数車線がある道路は、左側の1車線のみがバス専用となり、そのほかは一般車両も通行可能。
バス専用道路
国際通りなどの1車線しかない狭い道路は、一般車両は完全に禁止。
よく違反切符を切られる光景を見るのは、片側1車線のバス専用道路が多いので、那覇市内をドライブするときは注意が必要ですよ。
バスレーンの区間と日時
バスレーン区間は下記の写真の通りです。
参照元:沖縄警察官
現在は上記の通りになっていますが、渋滞緩和として58号線の牧港〜伊祖、夕方のバスレーンを延長を検討しているそうです。
時間帯は、
- 朝7:30~9:00
- 夕方17:30~19:00
但し、土日祝日、1月2~3日は除きます。
取り締まりの多いバスレーンの区間はここ!
58号線とか大きい道路だと地面や標識、他の車の様子で「ここはバスレーンだな」ってわかりやすいんですけど、問題は小さい道路で行なっているバスレーン。
バスレーン区間に入る前には必ず標識が立っていますが、・・運転していると見ない人多いですよね。
だいたいの人は入って「これはやばいぞ」とバスレーンの車線から出ようとした時に、警察においで~されるんですね。

開南~与儀の区間
私が見た限り取り締まりしている警察官が多いのは、開南バス停から与儀十字路に出る車線。
特に夕方になると、警察官がこっそり隠れて立っているので、捕まっている車をよく見かけます。
ちなみに夫もこの道で違反切符切られていました。
夫は、沖縄に来て10年以上経つのに初めて知ったそうなので、この辺に住んでいる人しかわからないのかなって思います。
とはいっても、バスレーン区間前にはしっかり標識は立っているんですけどね。
松川~山川の区間
首里城近くにある松川~山川区間のバスレーンも要注意です。
バスレーン区間の中に、ヒルトン那覇首里城(旧グランドキャッスル)があり、バスレーンについてわからない観光客の方がバスレーンの時間に通ってしまい違反切符を切られることがよくあります。
特に朝の7:30〜9:00の山川〜松川(安里十字路向き)は、1車線しかないので、一般車両は通行禁止になっています。
私が、独身時代レンタカー会社で働いていたときに、スタッフがバスレーンのことを伝えなかったことで、ちょっとしたクレームになってからは、バスレーン周辺に泊まっているお客さんには必ず気をつけるように伝えていました。
こちらのバスレーンも地元の人は、あまり馴染みがないので、知らないという人も多いので、運転するときは要注意です。
国際通り
観光客に人気の国際通りですが、実は朝夕とバスレーンで規制されています。
- 7: 30~9:00までは、安里三叉路から県庁北口
- 17:30~19:00までは、県庁北口から安里三叉路
まではバスレーンとなっているので、一般車両は通行禁止となっています。
独身時代は、国際通りを通るバスに乗っていましたが、たま~~にレンタカーが走っているのを見るとハラハラしていました。
国際通りのバスレーンでは、警察官が取り締まっている姿は見たことはありませんが、運悪く出会ってしまう場合もあるかもしれないので、バスレーン時間は通らないようにしましょう。
もし違反したら違反切符を切られて罰金もある
万が一、違反切符を切られてしまったら、罰金も課せられてしまいます。
バスレーンだと罰金6,000円と減点1点
バス専用道路だと罰金7,000円と減点2点
バスレーンを避けるには?見分けるコツ
ここまでバスレーンについて紹介して来ましたが、正直土地勘がないとどこがバスレーンなのかわからないですよね。
見分けるコツとしておすすめなのは、「路面の色」を確認する方法です。
というのも、他の路面とは違いバスレーンに規制されている路面は色が違い、大きくバスレーンの時間が書かれているので、パッと見ただけでわかりやすいです。
標識を見てもわからない、という方はまずは路面を見て確認してください!
特に那覇市内はあっちこっちにバスレーンがあり、違反切符を切られている人が多いので、沖縄旅行に来たらしっかり標識を確認してくださいね。
バスレーンの疑問あるあるQ&A
原付自動車はバスレーンを走れるのか?
バスレーンのときは、バス、タクシーと覚えている人も多いですが、原付自動車もバスレーンを走ることができます。

バスレーンの時は左折できないのか?
複数車線のあるバスレーンでは、左側の1車線がバス専用レーンになっていますが、左折する場合は、交差点の手前で車線変更してバス専用レーンに入ることができます。
ただし、左折するからといってずっとバスレーンを走っているのはアウトですよ。
バスレーンのまとめ
いろんな面でゆるゆるな沖縄ですけど「知らなかった」という理由で、逃げれるわけではないので、しっかり規則を守って運転しましょうね。