沖縄には独自の文化があり、その1つとしてあげられるのが「模合(もあい)」。
模合と聞くとモアイ像を思い出す人もいますが、そのモアイ像とは全く違います。
今回は、沖縄県民の私が模合について詳しく解説していきます。
模合(もあい)って何?
模合とは、親しい仲間同士で集まり一定額のお金を出し合い、毎月順番にメンバーが受け取るというものです。
1ヶ月目はAさん。
2ヶ月目はBさん。
・・というふうに順番にもらう仕組みです。
もらう順番は、模合を始める時に決めますが、たまに「今月はピンチ、まとまったお金がほしい。」というときは順番を先にしてもらうこともあります。
金額は、1万円だったり、5,000円だったり・・会社経営者同士になると数十万円のお金を出し合うところもあるそうです。(すごい!)
模合のメンバーは、友達だったり、会社の中のいい同僚、家族や親戚とする人もいます。
沖縄では、友達や家族のつながりがとても強く、ゆいまーる(助け合い)精神から来ているものだと言われています。
子持ち主婦の模合(もあい)はこんな感じ
ちなみに2児の母である私の模合仲間はみんな子持ち主婦。
男性の場合の模合は、居酒屋で飲み会しながら・・という感じが多いですけど、子持ち主婦の私たちの模合は子どもなしでのランチ。
模合という名のユンタク(おしゃべり)会になっています。
独身時代は、ほぼ毎日のように集まって遊んでいた友達ですが、子どもができると会う回数が減り、自然と疎遠状態になっていたんですね。
今はスマホもあって連絡すればすぐにとれるんですけど、なかなか行動に移せなくて気がつけば半年以上会っていないことも・・。
やっと会えたとしても次に会えるのは来年だったりすることもしょっちゅうありました。
それが、模合を口実に毎月会うようになり、今では月1の楽しみになっています。
そして積み立てたお金は、年に1回普段いけないようなリッチなホテルランチ代として使っています。

模合(もあい)のいいところはお金目的だけではない
上記でもちらっと書きましたが、模合のいいところといえば、なかなか会えない友達にも頻繁に会えるようになるところだと思います。
連絡すれば会える仲だとしても、何かきっかけがないと会えない友達っていますよね。
私の場合だと、県外に住んでいる友達が年に1回沖縄に帰ってくるんですが、その時は普段会わない友達も誘って遊ぶのがお決まりになっています。

こんな感じで会う口実(模合)があると誘いやすい!
特にお金が絡んでいると、この日だけは予定を空けとかなきゃと思うので、普通に遊ぶ約束して会う時より会える回数が高いです。
なので、私の場合は、お金目的というよりは、模合をきっかけに友達と会えるのが楽しいから今もずっと続けられているのです。
模合(もあい)を辞める時のルール
模合をやっている人の中には、
- 会社の人に誘われて仕方なくやっているけど本当は辞めたい
- 辞めたいけど友達関係が崩れてしまうから辞めれない
と思っている人もいます。
基本的に模合を辞め時としては、メンバー全員がお金をもらって(1周して)から辞めるのが暗黙のルールとなっています。
それでも途中でやめたいのであれば、主催者やメンバーに相談するのがいいです。
私の知り合いに中学校時代の友達と模合を5年ほどしている人がいましたが、辞めたいと言えず、徐々に模合に参加する回数が減り、最終的にはメールで辞めたいと言い残し、模合メンバーと疎遠になった人がいました。
せっかく模合を通じて学生時代の時のような仲の良さになったのに、辞めたいことが言えずに関係をギクシャクしては悲しすぎます。
辞めるのであれば急にフィードアウトするのではなく、辞めることが大切です。
模合アプリもあるよ
みなさん、模合アプリあるの知っていましたか?
今回の記事を書くために模合について調べていたら面白いのを見つけてしまいました!
それがこちら!模合アプリ!
このアプリ1つで、下記の通りの機能が使えます。
- スケジュール管理
- 模合帳機能
- グループ機能
- オファー機能
- 居酒屋検索機能
まとめ:模合(もあい)は信頼している相手としよう!
模合はお金のやりとりをするので、誰と一緒にやるのかも大事になってきます。
私の周りにもお金を持ち逃げされたという話をよく聞くので、安易に模合しよう!と誘うのではなく、本当に信用できる相手とするようにしましょう。